開成駅西口に設置されている灰皿が1月30日をもって撤去される。
この灰皿は南開工業株式会社の社員らを中心とした「駅前をきれいにする会」が1996年に設置したのが始まり。当時から駅周辺の清掃活動を行っていた同会が、ひどかったたばこの吸い殻の路上ポイ捨て防止のため西口ロータリー付近に2台を設置。その後、1台が撤去され、もう1台は現在の線路寄りに移設されていた。
同会によれば、灰皿が設置されていたことに加え、マナー向上が求められる社会の中で、近年はポイ捨ても減少傾向だった。しかし灰皿があることで喫煙者が集まり、ごみの発生、においや煙の被害、密状態が生まれているのもまた現実だった。こうした中で同会は町と協議の上、今回灰皿の撤去を決めた。
灰皿を利用していた30代の男性は「そういう世の中なので。なければないで吸わないだけ」と淡々。長年、清掃を続けてきた中村勉さんは「駅前は開成町の玄関。引き続き清掃活動を続けていく」と話している。
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