昨年12月に行われた「第8回まつだマイスター検定」(主催/松田町)で、秦野市在住の相原良介さん(36)が92点を収め、「おもてなしマイスター」第2号に認定された。町外在住者の合格は初で、相原さんは「松田町のことを知りたくて受験した。認定されてうれしい」と喜んでいる。
マイスター検定は、検定をきっかけに松田町の魅力を再発見し、町への愛着や誇りをはぐくんでもらうことを目的に2017年から実施されている。試験時間は60分で、問題は全部で50問。毎月発行の町の広報紙の内容を中心に、町の歴史や制度などのジャンルに分けて出題される。
大半を数字選択式の問題が占める中、最後の5問は記述式を採用。90点以上の正解でマイスターに認定され、認定者には認定証とオリジナルTシャツが贈呈される。また、全受験者には記念品として町に関係するイラスト入りの缶バッチが配られる。
相原さんは県職員として、かつて県西地域のイベント等にかかわる仕事に携わっていた。検定を知ったのは2019年夏、地元紙の掲載がきっかけだったという。同年に受験を考えたが都合がつかず、その後は新型コロナウイルスで検定が中止になるなどし、試験を受けられずにいた。
テレワークの導入で勉強時間が確保できる見通しが立ち、12月の受験を決めた。申し込み後は仕事の合間に過去問を解くなどし、試験当日に向けて約1カ月かけて知識を蓄えていったという。
検定を終え、相原さんは「せっかく得たもの。県西地域の振興に生かしていきたい」と意気込んでいる。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|