覚書を締結した足柄上郡５町の首長ら
新型コロナウイルスのワクチン接種で、足柄上郡５町（中井町、大井町、松田町、山北町、開成町）は足柄上医師会（飛彈康則会長）と協議し、広域集団接種とすることを決め、２月22日に覚書を締結した。
山北町健康福祉センターで開かれた締結式には、５町の首長、足柄上医師会長らが出席。接種会場等の運営に関する覚書に署名した。
足柄上郡５町では、ワクチン接種会場をそれぞれが設置するには、医師確保などの課題があった。また、接種に係る予約や問い合わせの受付についても共同でコールセンターを設置・運営することで運営がよりスムーズに進むと判断した。
覚書では、大井町総合体育館をメーン会場、山北町健康福祉センターをサブ会場として共同設置。５町在住者はいずれの会場でも接種が受けられるとしている。
代表して挨拶した山北町の湯川裕司町長は「上郡５町のワクチン接種について、必要な体制が整うことになる。接種が円滑に進められるよう協力していく」と話した。なお、コールセンターの設置は３月中旬ごろ、集団接種会場の開設は４月をめどに進められる予定。
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