神奈川県内でも医療従事者を対象にした新型コロナウイルスのワクチン接種が始まっている。緊急医療体制「神奈川モデル」の「重点医療機関」として、新型コロナウイルス感染症患者の受入れ・治療も行っている県立足柄上病院には、3月5日に195バイアル(975回分)のワクチンが届いた。
同院では、シミュレーションとしてこの日1バイアル(5人分)を開封し、院長、副院長、その他医師2人、事務局長に接種した。今後は副反応等で翌日に発熱した場合も業務に支障が出ない体制を組むために、接種日を分けて1日あたり50〜70人程度の接種を行う方針。最終的には約2カ月の間に事務職を含めおよそ550人に2回接種を行う予定だという。
ワクチン接種を済ませた牧田浩行病院長によれば、注射時の痛みや接種部位が赤く腫れるようなことはなかったが、接種2時間後から翌日にかけて重い痛みが出現。しかし、それも翌々日の朝には治っていたという。
牧田病院長は「多くの国民に接種が進んでいるイスラエルやヨーロッパなどのデータによれば、高い予防効果が期待でき、発症するリスクが減ること、発症しても重症化予防を期待できることが分かっている。わが国でも多くの国民にワクチンが行き渡り、新型コロナウイルス感染症が収束に向かうことを祈っている」と話した。
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