大井町は夏以降の大井幼稚園園庭の天然芝生化に向け、準備を進めている。園庭を利用する園児の安全確保や近隣の民家への防塵、地球温暖化防止などがねらい。芝刈り機の購入や追肥、上下水道、管理費等を含め、初年度の事業予算は189万9000円を見込む。
園庭総面積(1656平方メートル)のうち、およそ800平方メートルで作業を行う。植栽には公益財団法人日本サッカー協会(JFA)から無償提供される芝生の苗(ポット苗)を活用する。7月上旬に町や幼稚園の職員で植栽を行い、8〜9月に緑の芝生となっている計画だ。
本事業はJFAが実施する「グリーンプロジェクト」の一環。スポーツ施設や空き地、校庭や園庭などの天然芝生化を検討する団体に対して苗を提供し、芝生のグラウンドを全国に増やしていくことを目的に活動する。
町が近隣の小中学校や幼稚園に打診したところ、同園から承諾が得られ、JFAからの採用連絡を受けて実施が決まった。園庭にスプリンクラーの設備があったことも決め手になったという。芝の育成中も園庭は使用可能という。
町教育総務課の山崎好之副課長は「大井幼稚園での状況を見て、今後他施設でも実施するか検討したい」と話している。
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