南足柄市関本の福祉施設「リビングケア唯の郷 南足柄」の玄関先にツバメの巣と、少し離れた場所に小さな段ボール箱が1つずつある。
同施設の職員によると、2年前の春ごろに玄関先のツバメの巣が何らかの理由で落下し、中にいたひなが死んでしまっていた。そこで「巣が壊れて困っているはず。ツバメの助けになれば」と、職員が施設にあった空き箱を玄関上部の一角に取り付けた。
しかし昨年、今年とツバメは箱を使うことなく自らの力で再び巣を作り、昨年は無事にひなも巣立ったという。職員は「箱が使われなかったことは残念だけれど、本来の目的はツバメが元気に育つことなので、うれしいです」と、まるで我が子を思う親のようにツバメの成長を喜んでいた。
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