来月に開催が予定されている東京五輪・パラリンピックで、足柄上地域1市5町の教育委員会は、計画されていた小・中学生を対象にした試合・競技の観戦を辞退することを決めた。
次世代を担う若者に、より多く会場にきてもらうことを目的に、子どもたちに割り当てられている「学校連携観戦チケット」を活用した取り組みで、五輪は横浜スタジアムや富士スピードウェイ、日産スタジアムで7月22日〜8月1日に行われるサッカーや野球、ソフトボール、パラリンピックは8月28日に国立競技場で行われる陸上競技が対象となっていた。同地区だけでチケット数は1千枚以上にのぼる。
足柄上地域では、県内の他市町に先駆けて中井町が6月初旬に辞退を決定。町の担当者によると「感染対策を講じた上で、子どもたちを会場まで引率することが難しいと判断したことが一番の理由」と明かす。
南足柄市や開成町、松田町、山北町も「新型コロナウイルス感染症が収束していないため」「公共の交通機関を使って、不特定多数の人と触れる中で移動することは、感染のリスクが高まる」「まん延防止等重点措置の対象地域が含まれている」などの理由から、相次いで辞退することを決めている。
大井町については、教育委員会が町内の各校に観戦希望の有無を確認したが、希望がなかったことを受け、もともと県には申請せず、観戦が予定されていなかった。
関係者によると、チケット代については、いずれも購入前の段階での取り消しのため、費用はかからないという。
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