大井町の大井幼稚園園庭で7月3日、天然芝の植え付けが行われた。公益財団法人日本サッカー協会(JFA)の事業を活用した取り組みで、園庭を利用する園児の安全確保や近隣の民家への防塵、地球温暖化防止などがねらい。町や幼稚園職員、さがみ信用金庫の行員、町シルバー人材センターから20人ほどが参加し、雨の中、作業に汗を流した。
本事業はJFAが実施する「グリーンプロジェクト」の一環。スポーツ施設や空き地、校庭や園庭などの天然芝生化を検討する団体に対して苗を提供し、芝生のグラウンドを全国に増やしていくことを目的に活動する。
園庭総面積1656平方メートルのうち、約800平方メートルで作業を実施。三角形の刃がついたくわやスコップで四方50cmほどの間隔で掘った穴に、参加者で手分けをしながら約3200株のポット苗を植えていった。雨の影響で地面がぬかるんだり、水たまりになっていたりする所もあり、中には泥にまみれながら作業を進める参加者の姿もあった。
大井幼稚園の小林俊哉園長は「多くの方にお力添えいただき大変ありがたい。子どもたちの安全だけでなく、天気がいい日には芝生の上でご飯を食べるなどシチュエーションが広がる。大切に使わせていただきたい」と喜んでいた。
町立教育施設での芝生化は今回が初。関係者によると1日で約1cm生育、10月には一面が芝生になる見込みという。
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