クロマキー合成の映像を撮影する児童
南足柄市はこのほど、情報通信技術（ＩＣＴ）を活用した教育を推進するため、市立向田小学校（渡辺良勝校長）を研究校として指定した。同校では、既存の特別教室を活用し、クロマキー合成ができる環境や大型スクリーン、音響設備を設け「ＳＴＥＡＭ教室」として整備。問題発見と課題解決手段を身に付けることを主眼とした学習に力を注いでいる。
ＳＴＥＡＭは、科学（Ｓｃｉｅｎｃｅ）、技術（Ｔｅｃｈｎｏｌｏｇｙ）、工学（Ｅｎｇｉｎｅｅｒｉｎｇ）、芸術（Ａｒｔ）、数学（Ｍａｔｈｅｍａｔｉｃｓ）の５つの単語の頭文字をつなげたもの。文系や理系といった枠を超え、教科横断的な思考基盤を育む教育として、近年注目されている。
７月14日の公開授業で４年生は市を広くアピールするために「南足柄ＴＶ」と題した番組のオープニング15秒動画の作成に挑戦。オリジナルの歌や名産品紹介、コマ撮り動画など思い思いの内容で動画撮影・編集し、スクリーンで共有した。
渡辺校長は「今年は考えた内容を情報機器を使って発信するという要素が加わり、子どもたちには、よりステップアップした学びになっていると思う」と話した。
端末で授業の振り返りをする児童
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