8月20・21日に会津総合運動公園テニスコート(福島県)で開かれた「第48回全国中学生テニス選手権大会」(日本テニス協会など主催)シングルスで、開成町の外池智稀君=文命中3年=が3位に入賞した。外池君は「入賞できると思っていなかったのでうれしい」と喜んでいる。
当日は全国各地の大会を勝ち抜いた32人が争った。外池君は初戦、2戦目ともリードを許す展開となったが、持ち前の粘り強さを見せ逆転勝ち。準決勝ではシード選手相手に屈するも、全国の強豪相手に3位入賞という好成績を残した。
小学校入学前、父親に連れられて参加したテニススクールの見学がきっかけで、テニスを習い始めた。小学校3年生のころから、週6日、練習に打ち込む日々。現在は放課後、自ら電車やバスを乗り継ぎ、大磯町のスクールに通っている。
新型コロナウイルスの影響で会場が取れないなど、思うように練習できない時期もあった。その間は家で体力づくりに努めたり、大会で知り合った知人を呼んでは近くのテニスコートでラリーの練習をしたりするなど、試合に必要となるできる限りの取り組みに励んでいたという。
今後は、10月に開かれるU―15・全国選抜ジュニアテニス選手権大会(中牟田杯)への参加を目指す。外池君は「正直、3位では満足いっていないところもある。できれば優勝を目指して試合に臨みたい」とさらなる活躍を誓った。
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