足柄地域の1市5町の新型コロナワクチン接種率(9月16日時点)は、山北町が最も高かった。一方、最も低かったのは開成町で、神奈川県全体の「12歳以上」の接種率も下回っている。
県の発表によると「12歳以上」の県全体の接種率は、1回目が63・32%、2回目が49・69%となっている。市町村別では、1市5町の中で山北町が1回目76・87%・2回目67・98%と最も高く、次いで松田町、中井町、南足柄市、大井町と続き、開成町は1回目59・29%・2回目47・03
%となっている。
「64歳以下」の人口あたりの接種率でも山北町が1回目65・96%、2回目51・10%と高く、開成町は1回目45・81%、2回目29・16%と低い。
要因について、山北町の担当者は「高齢者(65歳以上)の接種の後、多くの自治体で行われている年齢別ではなく、希望する人に接種を実施したことが接種率の加速につながったのではと推測する。また「地域性を考慮し、タクシー会社と連携して送迎サービスも行なった。集団接種会場が地元(健康福祉センター)に設けられた点も大きいと思う」と話す。
一方、開成町の担当者はワクチン不足を理由にあげた。「供給量が少なく、接種を希望する町民の要望に応えられない状況にある。町と議会で県にワクチンの配分量を増やしてもらえるよう要望を出している」と話す。
個別接種は、1市5町内の医療機関で受けることができる。
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