大井町在住で県立小田原城北工業高校3年の三谷楓さんが、拓殖大学工学部が主催するアイデアのタネコンテスト「ORANGE CUP2021」で最優秀賞を受賞した。
今年のコンテストの募集テーマは「ICTを活用した新たなスポーツ体験」で、スポーツをしたり観戦したりする際の未来的な楽しみ方への提案。担当者によれば、全国各地から数百点の応募があったという。
三谷さんの提案は、カメラ型のゲーム機を通し、現実世界でスポーツをするユーザーとゲームの世界の動物キャラクターをリンク。AIによる改善点のアドバイスを受けながら、自分の運動レベルを向上させ、それに伴って動物キャラクターも成長するなど、運動が苦手な人でも、成長を後押しするシステムを考えた。その名も「ステップアニマルズ」。
ありきたりでなく、小さなこどもでも親しみやすいようにとかわいらしい雰囲気のフォルムや見た目のデザインも工夫した。自身も運動は得意ではないと言い、課題を聞いた当初は戸惑ったが、その目線もアイデアのヒントになったという。
高校ではデザイン科に在籍し、コンテストへの応募は学校のデザイン技術の課題でもあった。1年時は入選、2年時は審査員特別賞と自身も『ステップ』してきて、高校最後につかんだ最優秀賞だった。
三谷さんは「昨年取ることができず、今年こそはと狙っていたので、知らせを聞いた時はとてもうれしかったです」と話している。
足柄版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|