南足柄中学校で10月12日、弁護士を迎え「立憲主義と民主主義」について学ぶ授業が行われた。
同校は今年度、県教委から政治的教養を育む教育実践協力校に指定され、主権者教育に力を入れている。特に公職選挙法の改正で選挙権年令が18歳以上に引き下げられたことから、数年先の有権者として必要な資質を養うことを念頭に授業が進められてきた。
この日の授業は、社会科を担当する村上揚総括教諭が所属する横浜国立大学法教育研究会の協力で、メンバーの一人である小田原三の丸法律事務所の村松謙弁護士がゲストティーチャーとして招かれ、権力と憲法、主権者である国民との関係などについて考えた。
生徒たちはあらかじめこの3つの関係をより分かりやすくするために自分なりの解釈で絵で表現。「権力はラクダで、それをコントロールするのが手綱、それを引っ張るのが主権者である人間」といった考えや「権力はロボットで、動かすプログラミングが憲法、プログラミングを時代に合わせて直したり整えたりするのが主権者である国民」など様々な意見が発表された。生徒たちの発表を聞いていた村松弁護士は「権力と国民、憲法の関係を改めて考えてほしい。特に、権力は原則的に怖いものだが、私たちの役に立つし、それについて働きかけることもできるということはよく覚えておいてほしい」と呼びかけた。
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