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足柄版 公開:2021年11月6日 エリアトップへ

開成弥一芋研究会の会長を務める 辻 理孝(まさたか)さん 開成町在住 54歳

公開:2021年11月6日

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「美味しい」を原動力に

 ○…「今年の夏は雨が多かったから生育状況はいいね」と、恵みの大地に目を向ける。開成弥一芋が収穫のピークを迎え、目下袋詰めなど出荷に向けた作業に大忙しだ。一般的なサトイモに比べ実が白く、粘り気が強い。「煮物もいいいいけど、味噌汁やカレーの具としてもおすすめだよ」と声を弾ませる。

 ○…今年4月、会長に就任した。27人いるメンバー間の情報交換や関係各店とのミーティング、出荷の段取りなど仕事や責任は増すが、「もっと生産量を増やし、開成弥一芋の名をさらに広めていきたい」という思いが原動力。先頭に立って汗をかいている。

 ○…開成町で育つ。子どものころは自然が遊び相手。「友達と川などで、泥だらけになって遊んでいた」と振り返る。高校卒業後、システムエンジニア(SE)として約20年勤め、「パソコンがあればどこでもできる」と40歳で独立、自宅で仕事を始めた。その傍ら、近くに畑を借り農作業にも取り組んだ。そのころ知り合った初代会長からの誘いで研究会に初期メンバーとして参加。しばらくSEと掛け持ち生活をしていたが49歳の時に農業に専念することに。「未来に大きな可能性を感じた」と振り返る。最初の頃は失敗もあったというが、「分からないことがあれば相談できる仲間がいる。おかげで今の自分がいる」と感謝する。現在、弥一芋のほか露地野菜や稲作なども手掛ける。

 ○…「収穫が収入につながる。自然に左右されるがこれが農業の醍醐味」。開成弥一芋は、かながわブランドに認定されている。うれしい反面、プレッシャーも感じているが「お客様の美味しいが何よりのご褒美。日々、緊張感を持って育てている」。強い思いでブランドを守りつなぐ。

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