開成町は、町役場に隣接する「開成町民センター」内部の改修工事を進めている。今回の工事で図書室の充実と新たに「町民活動サポートセンター」を設置する。来年1月にリニューアル開館を予定している。
設備充実へ
既存の図書室は、使われなくなった書庫などを使い、これまでよりもスペースを広げ、子どもや親子で利用できるように図書環境の充実を図る。所蔵数はこれまで同様の4万冊を予定している。
町民サポートセンターは、自主的活動をする非営利の個人や団体(事前に利用登録済)のみが使用できる「会議室」と誰でも自由に使える「交流スペース」を設ける。有料ロッカー、公衆無線LANサービス「Wi─Fi」、ラミネーター、穴あけパンチ、ホワイトボードなどが揃う。両部屋の使用料は無料。
町の担当者は「町民にとって便利で快適に利用できる環境を整えていきたい」と話している。
同センターは、集会施設と公民館施設の両機能を兼ね備えた複合公共施設として1986年10月に開館した。3階建てで1階は保健センターが入り、2階は15人から48人まで使える集会室や和室、会議室があり、3階は150人まで使える大会議室があるほか、教育委員会と福祉課が入っていた。町内吉田島に福祉会館が建設されるまでは、各種表彰式や成人式の会場などに利用されてきた。
2019年11月に町役場の新庁舎が完成。教育委員会と福祉課が新庁舎に移ったたため、町は空き室の利活用と図書室の拡充、町民サポートセンターの新設を計画した。
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