足柄版 掲載号:2021年12月18日号 エリアトップへ

大雄山最乗寺の山主に就いた 増田友厚さん 南足柄市在住 74歳

掲載号:2021年12月18日号

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「慈念に生きる」人でいたい

 ○…山主の交代は約25年ぶり。「大雄山最乗寺が今も、これからも人々の辛いことやうれしい思いを重ね合う場所でありたい」。柔和な表情から発せられる声は太くそしてやさしく響き渡る。開創600年の歴史を持つ大雄山最乗寺の山主として、地域の人々の心のより所となる。

 ○…長野県佐久市内の寺の子として生まれ育つ。多感な高校生の頃、違う世界を見たいと思うようになった。「僧侶を否定するのではなく、一度、離れた生き方をしたかった」。千葉大学に進み、卒業後は県内中学校の教諭になり国語と社会を教えた。26歳のとき、仏法について学ぶため横浜市鶴見区の總持寺の座禅会に参加した。参加をきっかけに心境に変化が生まれ30歳で教員を退職し、總持寺での修行を経て地元に戻った。寺の住職となり、また民生児童委員や保護司、教育委員会の委員なども務めた。「子どもたちからもさまざまなことを教わった。教師という経験は今にも通じている」

 ○…東日本大震災発災後の3月の終わり、地域の人達とともにトラック2台に野菜を積み込み長野から東北に向かった。「何かしなければいけないという思いしかなかった」と振り返る。震災から約2年後には「被災者の心に寄り添うことが必要」と感じ、法要をしながら青森から千葉まで回った。「被災者から掛けられた『皆をいい所に導いてください』という言葉は今も忘れられない」と目を閉じる。

 ○…「慈念に生きる」は、頼まれると記す言葉だ。「計らいのない温かさや優しさを持ち続ける人でありたい。できていないから自分に言い聞かせている」と力を込める。「新たな修行の場をいただき感謝している。終わりのない修行だからいいんですよ」

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