松田警察署と立花学園高等学校演劇部による非行防止教室が12月15日、松田町立松田小学校で3・4年生の児童を対象に行われた。これから迎える冬休みを前に寸劇を通し「軽い気持ちで行った行為でも犯罪になることもある」というメッセージを伝えた。
同高校演劇部は2010年から松田警察署と連携。管内にある小学校で非行防止を呼び掛け続けている。
寸劇は児童と年齢が近い高校生が講師役を務めることで、興味や関心をひきつけることが狙い。県警が作製した教材をもとに、演劇部が演出している。この日は万引きや観光地での落書き、火遊び、いじめ、ネットへの悪口の書き込みなどがテーマ。たとえ軽い気持ちであったとしても「絶対にやってはいけないこと」があり、犯罪行為になる場合もあることを伝えた。寸劇を見終えた児童たちは「自分がよいと思っていたことが他の人を傷つけてしまうことがあることが分かった」「知らなかったこともあって、勉強になりました」と感想を話した。
演劇部部長の松井凛さんは「児童が楽しく見てもらえるように動きにもメリハリをつけた。先輩から引き継いでいる活動であり、社会貢献ができてやりがいがある」と話した。松田小学校の津田将美校長は「とても分かりやすく、高校生の一生懸命さも伝わった。児童はやってはいけないことを再認識したと思う」と話した。
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