南足柄市の弘済寺(玉野真永住職)がこのほど地域に伝わる昔話を題材にした短編物語の冊子「弘済寺と一つ目小僧」を発行した。
物語は、地域で開かれている年中行事・どんど焼きの由来を、一つ目小僧との関係を交えながら展開。日々、自分自身を律して生きていくことの大切さを説いている。
玉野住職によれば、十数年ほど前に、近所の照代おばあさんから聞いた伝承話をもとに「友人の桂米裕さんが脚色・創作しクライマックスに当山のお地蔵さんも登場する物語にしてくれた」ものだという。
漢字には全てふりがながつけられていることに加え、愛らしいイラストもあって子どもでも楽しめる一冊となっている。弘済寺では、真言宗立教開宗1200年の記念事業として、地蔵菩薩坐像の保存修復をしており、冊子はこの事業に合わせて作成したもの。
玉野住職は「地域に伝わっているお話をぜひ、子どもたちにも知ってもらいたい。これを通してそこに暮らす人々の願いと道祖神さんやお地蔵さんの御心に触れて頂けたら」と話している。冊子の定価は300円。同寺で購入できる。問い合わせは【電話】0465・74・1717
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