(一社)あしがら青年会議所(JCI)の2022年度理事長に就いた 野口 聖純(さとし)さん 開成町在住 37歳
歩みは止めない
○…20歳から40歳までの有志が向上しあい、社会貢献を目的に活動する青年団体。昨年は、一部の活動しかできなかったが「歩みを止めてはいけない。改めてよしやるぞ」がメンバー全員共通の思いだ。今年掲げたスローガンは「Re start」。会員は10人と少数だが「活発な意見交換があしがらJCIの特徴」と胸を張る。個が持つ知恵やアイデアを結集し、一丸となって取り組んでいく。
○…鹿児島県出身。小学4年生の時、人気のバスケットボール漫画に感化され、スポーツ少年団入り。バスケットボールに夢中になり、キャプテンとしてチームを引っ張った。高校卒業後は「関東に憧れがあった」と神奈川の電気通信会社に就職。その後、アパレル業界や家電量販店など職を変えたが、「上を目指し働いた」といい、店長やエリアマネージャーを任された。
○…結婚を機に足柄へ。現在、薬局で事務の仕事に就いている。仕事に慣れた頃、地域との関わりやつながりを持とうと、2017年にあしがらJCIに入会した。「まちづくりに携わることなどが自分がやりたいことだと感じた」。活動エリアは1市5町。各自治体の関係者との関わりはこれまで経験がなく「職員の皆さんの考えや物事を進めるプロセスなどは勉強になった」と振り返る。
○…妻と今春小学校と幼稚園に入る子ども2人の4人家族。「子どもの頼みは何でも聞いてあげてしまう。甘い父親です」とおどける。地元を好きになってもらうきっかけづくりの農作業体験や周辺自治体、商工会とのつながりの強化など「これからやりたい事業は多々ある」と目を輝かせる。青年団体のリーダーとして皆を引っ張っていく。