松田町の寄小学校で児童製作のカレンダーが教室の壁面を飾っている。これは同校が昨年11月、「全校わくわくキャンプ2021」内で実施したイベント「寄の果てまでイッテQ」で撮影した写真の中から選りすぐりの12枚を集めたもの。町教委は「これを見るたびにやどりきっ子一人ひとりのがんばりとみんなのつながりの温かさを感じて、元気や勇気が出る」と話している。
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同校では、コロナ禍で宿泊学習が行われなくなったが「子どもたちが主体性を発揮し、寄小だからこそできる行事を自分たちの手で作ってほしい」と、このキャンプを実施した。各学年が松田音頭、釣り、キャンプファイヤーといった活動案を出し合う中、6年生が発案したのが寄神社、中津川、ロウバイ園、大寺橋、弥勒寺の丘など、寄地区にある魅力あふれるスポットへ出かける「寄の果てまでイッテQ」だった。
勇気出る写真
4人の6年生が一人ひとりリーダーとなり、1年生から6年生による縦割り班を構成。当日は4班それぞれが事前に決めた目的地へと向かった。およそ2時間半の長丁場となったが、道中では高学年が低学年を励まし、低学年がそれについていく中で、児童同士のきずなを深める時間にもなったという。
目的のポイントごとにタブレット端末を使い、同行の教員にアングルなどを指示しながら思い出の一枚を撮影。その中から、班ごとに3枚をピックアップし、今回のカレンダーが生まれた。1年分の写真には児童たちの「冒険」の様子がにじみ、時折、思いおこすようにじっと見入っている児童もいるという。
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