真鶴町は5月9日、松本一彦町長の選挙人名簿抄本不正コピー問題を巡り、松本町長ら関係当事者に対し、刑事告発と損害賠償請求を行うと発表した。
一連の問題を巡っては、町第三者委員会が4月28日、松本町長の行為は窃盗罪、建造物侵入罪、守秘義務違反の罪、職権濫用による選挙の自由妨害罪、買収(供与)罪に問われるべき、とする報告書を町に提出。同報告書内では、不正コピーが行われた当時に町選挙管理委員会書記長を務めていた男性の行為についても、守秘義務違反の罪などに問われるべきとしている。
松本町長は9日「報告書に沿い、刑事告発および損害賠償請求を行う」とコメントを発表。町長が自らを告発することになった。
町によると、告発対象は松本町長と元選管書記長。早ければ6月初旬には横浜地検小田原支部に告発するという。町は不正コピーを受け取った青木健町議、岩本克美町議ら3人については「今後、弁護人が選任されてから、告発するかどうか検討する」とした。
(5月11日起稿)
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