吉田島高校草花部はこのほど、開成町オリジナルのアジサイ「開成ブルー」の栽培を始めた。将来的にはあじさいまつり期間中の販売を目指している。
開成ブルーは2017年、第30回のあじさいまつりを記念して誕生した品種。はじめは淡い青色だが、段々と濃い青色へと変化するのが特徴だ。地元の造園家1人が栽培を手掛けているため、これまで地域でもあまり流通していなかった。
こうした現状を受け、町とあじさいまつり実行委員会では開成ブルーの流通量を増やし、認知度を高めるために同部に栽培を提案。今年のまつりコンセプトが「学びとなるあじさいまつり」だったこともあり、まつり期間中に花を咲かせた開成ブルーを使ってアジサイの栽培や販売の方法を学んでほしいという思いもあった。町産業振興課の担当者は「高校生が育てた開成ブルーをまつりで販売できれば」と話す。
同部部員は7月1日、あじさいまつり会場の開成あじさい園で行われた剪定作業に参加し枝を持ち帰った。その後、枝から発根させ、株を増やす「挿し木」を数日かけて実施。計約1000本植え、9割の活着、来年以降の開花を目指すという。
部長の平山柚姫さん(17)は「まだ感覚をつかめていない状況だが、部員は楽しく栽培に向き合っている。先生に教わりながら活動を続けて、次の世代につなげていきたい」と笑みをこぼす。
同部顧問の内山裕介教諭は「栽培方法はもちろん、どの大きさにすれば買ってもらえるかなどを生徒自身で考えたり、地域のボランティアやあじさいまつりの来場者など外部の人と接する中で社会性を学んだりしてくれたら」と話した。
![]() 挿し木を教わる部員(右)
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