店舗前に立つ小林義幸さん
このほど発表された２０１２年度県優良小売店舗表彰の中の県知事・県商工会連合会会長表彰に、松田町神山の食肉小売業「福嶋屋」（小林義幸代表）が足柄上地域で唯一選ばれた。
同表彰は、県内の中小小売業や飲食店の中から、個性ある店づくりで地域経済の発展に寄与している店舗を「あなたのまちの、いいお店。」として毎年、表彰しているもの。37回目となる今回は、県知事・（社）県商工会議所連合会会頭表彰に25店舗、県知事・県商工会連合会会長表彰には10店舗の計35店が選ばれた。
福嶋屋は、都内に店舗を構えていた先代の故・小林安博氏が１９６９年に松田町へ移り住み開業。店名は出身地の福島県から付けた。２００３年に現在の場所に移転し、現在は２代目の義幸さんが中心となり、奥さんと母親の３人で営んでいる。看板に「バラエティーミート」と掲げるように、シカやイノシシ、ウマ、キジ肉、フォアグラなど他店ではあまり販売していない珍しい肉を扱っていることが特徴で、県外からも来客があるという。受賞にあたり義幸さんは「大変ありがたいことで、恐縮している。これからも珍しいもの、飲食店で食べると高いけれどちょっと食べてみたいものなどを扱って、お客様に喜んでもらいたい」と話している。
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