足柄上地区に住む20代から70代の有志15人が13日、富士宮市立井之頭中学校の敷地内にある茅葺体験施設で屋根の茅ふき作業を体験した。
開成町金井島の空き家を借りて交流スペース「古民家ガーデン紋蔵」を運営する、NPO法人ふれあいサークルすずろの畠山光子理事長が家主と相談して茅葺屋根の補修を決めた。
古民家の利用者有志がこれに合わせ「県西地域の茅葺屋根を守る会」を発足。秦野市内で知り合った山梨県内の職人を通じて、文化庁ふるさと文化財の森「朝霧高原茅場」を所有する富士宮市根原区財産区との交流を始めた。
年間を通した茅場の手入れや12月からの茅刈り、屋根葺きを体験する場を設け、その都度ネットで参加者を募り、1年間にわたり交流を深めてきた。
3月に茅刈り
「紋蔵」では4月14日から10日間の予定で屋根の補修を行い、守る会が職人の協力を得て作業を一般公開する。これに先立ち、守る会では3月10日と11日に補修に必要な茅を刈る催しを朝霧高原茅場で開く。参加者が現地で刈り取った茅束を開成町へ運び「紋蔵」の補修に役立てる。
会では今後こうした取り組みを各地に広げていく考えで、フェイスブックページで情報発信していく。
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