23日の採決の様子
２０２０年春の開業をめざし南足柄市が整備事業を進める（仮称）道の駅「金太郎のふる里」で、市議会は23日、市が18年度に計画した造成事業を「一時凍結」した。整備に関連するソフト事業の予算は認めた。
市は市議会３月定例会に２０１８年度の道の駅整備関連予算として、建設用地の造成費１９９９万円（国庫補助金８７９万円含む）と指定管理者の公募に向けた準備予算１００万円を計上。議決を待ち、造成工事に着手する方針だった。
「国県も支援」
提案を受けた議会は３月７日と８日の代表質問と、13日からの予算特別委員会で関連事項を審査。代表質問で道の駅整備の質問を受けた加藤修平市長は「農業振興と農業をベースに加工業、商業の活性化を図る。観光振興や足柄平野全体の活性化にも寄与する」「県西地域活性化プロジェクトのひとつに位置付けられ県や国からも支援を頂いている」などと述べた。
予算特別委員会では農業以外の土地利用が厳しく制限される建設用地における法解釈について一部の議員が指摘。15日市長が出席して適法性について説明したが、19日の委員会採決で道の駅造成費を除く予算修正案が可決された。
これを受けて20日に市は、顧問弁護士が適法性の見解を示した意見書を全議員に配布した。
９氏が修正支持
迎えた23日の本会議では「今後徹底した行財政改革を断行する必要がある中、道の駅整備事業のうちハード事業を一時凍結し、市長に再検討を促す必要がある」とする審査報告に基づく採決が行われ、予算原案から造成費を削除した修正案が賛成多数で可決された。石川貴久雄、臼井忠欣、岡本俊之、加藤洋一、高田三郎、滝本妙子、星崎健次、保田建一郎、和田洋一の９氏が修正案に賛成した。
「説明尽くす」
道の駅整備事業では15年度に▽直売農家育成部会▽特産品開発部会▽都市と農業との交流部会―の市民参加プロジェクト３部会が発足。運営に向けたソフト面の準備が進んでいる。
16年３月に議会は約２２００万円の実施設計費を認め、17年３月に実施設計が完了。市が実施設計をもとに県や国と道の駅開設に向けた調整を進め、18度予算案に造成費などを計上した。市は「今後も説明を尽くしたい」としている。
■南足柄市人事（４月１日）
【部長級】▽企画部長（議会事務局長）飯田泰範▽企画部行政改革担当部長（企画部企画課長兼県西地域活性化プロジェクト推進担当）瀬戸淳子▽議会事務局長兼次長（議会事務局次長兼議会班長）山岸和規
【課長級】▽秘書広報課長兼消費生活センター長（福祉健康部福祉事務所福祉課長）岩田佳恵▽企画部企画課長兼県西地域活性化プロジェクト推進担当（環境経済部商工観光課長）瀬戸辰也▽企画部企画課行政改革担当課長兼行政改革班長（企画部企画課行政改革担当課長）松岡武▽企画部市民協働課長兼女性センター所長兼協働支援班兼男女共同参画班長（企画部市民協働課長兼女性センター所長）梶元興▽総務防災部管財契約課長（総務防災部管財契約課契約検査班長）佐野洋一▽市民部市民課長兼岡本サービスセンター所長兼福沢サービスセンター所長（企画部企画課情報統計班長）井上伸行▽市民部徴収課長兼徴収対策班長（市民部税務課資産税班長）大山直樹▽福祉健康部健康づくり課長（秘書広報課長兼消費生活センター長）磯崎哲也▽福祉健康部福祉事務所福祉課長（市民部市民課長兼岡本サービスセンター所長兼福沢サービスセンター所長）湯川哲也▽環境経済部商工観光課長（環境経済部産業振興課農林振興班長）眞壁和宏▽都市部上下水道課経営担当課長兼経営総務班長（都市部上下水道課経営総務班長）古尾谷明子▽選挙管理委員会事務局長兼監査委員事務局長（選挙管理委員会事務局長兼選挙班長兼監査委員事務局長）中村隆則
【定年退職】（３月31日）▽荒井健氏（企画部）▽鈴木次郎（総務防災部）▽杉山哲史（市民部）▽鈴木一郎（福祉健康部）▽古屋さゆり（北幼稚園）▽矢後正文（環境経済部）▽奥津和仁（都市部）▽鈴木三枝子（総務防災部）▽笠間里美（市民部）▽瀬戸義明（市民部）▽井上里美（環境経済部）▽石塚順子（都市部）▽飯田久美子（岡本小学校）▽山田早苗（北足柄小学校）▽白鳥尚美（岡本小学校）▽大川比呂子（岩原小学校）
■開成町人事（４月１日）
【部長級】▽まちづくり部長（町民サービス部長）石井護▽町民サービス部長（町民サービス部参事兼税務窓口課長）鳥海仁史
【課長級】▽町民サービス部自治活動応援課長（議会事務局長）小玉直樹▽町民サービス部税務窓口課長（町民サービス部自治活動応援課長）遠藤直紀▽町民サービス部環境防災課危機管理担当課長（教育委員会事務局教育総務課長）橋本健一郎▽保健福祉部福祉課長（町民サービス部環境防災課危機管理担当課長）渡辺雅彦▽教育委員会事務局教育総務課長（教育委員会事務局子ども・子育て支援室長）中戸川進二▽教育委員会事務局子ども・子育て支援室長（保健福祉部保険健康課健康づくり担当主幹）田中美津子▽議会事務局長（保健福祉部福祉課長）小宮好徳
【定年退職】（３月31日）▽芳山忠（まちづくり部）▽蓮田公規（開成幼稚園）
■松田町人事（４月１日）
【参事級】参事兼観光経済課長兼西平畑公園園長（観光経済課長兼西平畑公園園長）石井久
【課長･専任主幹級】政策推進課長兼定住少子化担当室長（政策推進課定住少子化担当室長）鈴木英幸▽総務課専任主幹兼庶務係長（総務課長補佐兼庶務係長）鍵和田洋▽まちづくり課専任主幹（神奈川県）県職員
【定年退職】（３月31日）▽吉田利光（政策推進課）▽中村康世（教育課）
※大井町は次週
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