国道246号線から丹沢湖方面に1キロ進んだ清水地区に、新東名高速道路の河内川橋工事現場がある。この場所に架かる橋は新東名高速道路未開通部分の要衝となる橋になる=本文記事表面。
河内川を横断する計画のこの橋は、国内で3例目となるコンクリート構造の「バランスドアーチ橋」で、両岸の山に深さ30メートルの穴を掘削して直径16メートルの基礎を打ち込み、その上に橋脚を施工する。最大支間長220メートルの橋脚部分から同時にコンクリートのアーチを伸ばしてバランスを取る。
鹿島・大成の河内川橋JV工事事務所の矢野一正副所長によるとこの工法は、小規模な橋梁でも用いられることもあるが、大規模な橋梁では国内3例目。本州では初の施工で、学協会からの視察も相当数に及ぶとみている。
橋の全長は771メートルで高さは最大約100メートル。中日本高速道路の秦野工事事務所の川治晃工務課長は「新東名のモニュメントにもなりえるため工事中の様子をできるだけ多くの方に観て頂けるようPR館を開設した」と話す。
東名高速道路の代替えルートとなる新東名の建設は2020年度末の全線開通を目指し海老名〜御殿場間で工事が進む。アーチ橋は地域の新名所としても注目されそうだ。
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