南足柄市の加藤修平市長が11日、和田河原にある南足柄市体育センターのグラウンドの人工芝化について検討を開始する考えを示した。市議会9月定例会で星崎健次氏(3期、無会派)の一般質問に答えた。
星崎氏は、日本サッカー協会などが県内に人工芝グラウンドを整備する計画やふるさと寄付を活用して体育センターのグラウンドを人工芝化することで交流人口の増加を図り「道の駅から体育センターを地域交流のエリアとしてはどうか」と提案した。これに加藤市長は「現実味のある提案だ。周辺環境の改善や圏域全体の賑わいなど多面的に検討したい」と述べた。
グラウンドの広さは1万1810平方メートルでサッカーグラウンド一面分の広さがあり、砂じんによる住環境への影響も長年の課題という。
体育センターは1984年に供用開始した複合スポーツ施設で、市民のほか他市町の住民も利用している。築30年以上が経過し老朽化が進んでいるが、指定管理者によるトレーニングルームの改修により利用者数が増加。13年度に26万人だった利用者数が15年度以降は35万人に増えている。
施設の近隣では、市と開成町が企業、教育、研究機関と協力して住環境と産業集積を進める足柄産業集積ビレッジ構想など総合計画に位置付けたまちづくりも進んでいる。
星崎氏は、同センターで28年ぶりに大相撲巡業が開催されることを受け、体育館裏の相撲場再整備の必要性も指摘。屋根つきの土俵に改修し、金太郎まつりでの相撲大会復活なども提案した。
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