JAかながわ西湘の成田総合選果場と福沢総合選果場で6日、カナダ向け輸出みかんの集荷があり、8日に出荷された。
国内での果実の年間輸出額は、りんごの109億円(約2万9千トン)が最も多い。ぶどう、いちご、もも、なしに次いで多いのがみかんだが、輸出額は5億円(2500トン)にとどまる。輸出先で最も多いのはカナダだが、近年は香港や台湾などアジアに市場が広がっている。
JAかながわ西湘管内からは、小田原市と南足柄市の農家15軒から藤中(ふじなか)約5トンが集荷され、専用の箱に詰められ船便で出荷された。
カナダではクリスマスイブに吊るした靴下の中にプレゼントと一緒にみかんを入れる習慣があり、「クリスマス・オレンジ」として日本のみかんが販売されている。輸出の歴史は明治時代からとも言われ、この地域でも戦前から輸出していたという。
県西地域の選果場では12月初旬ごろに贈答用として人気の大津みかんの出荷が最盛期を迎える。
足柄版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|