出雲(10月)全日本(11月) 早稲田大が連覇 地域あげて応援合戦 箱根駅伝・2日の往路は湯本12時30分ごろ通過見込み
注目の「山の神」が再び降臨しそうな箱根駅伝往路5区(小田原〜芦ノ湖)。山のドラマもさることながら、沿道各所で繰り広げられる地域をあげた応援も見ものだ。上りの序章となる箱根湯本では消防署横で地元を中心に活動する「マーチングバンド箱根21」が「箱根八里」や「宇宙戦艦ヤマト」などを演奏し、選手を鼓舞する。ヘアピンカーブで知られる大平台では、地元有志が甘酒を振舞い、特製メガホンや走者一覧などを配布、子ども囃子や名物の「姫太鼓」も登場。手製の応援幕約400枚が沿道を飾る宮ノ下の路面は息抜きのような平地に次いで富士屋ホテル前から再び壁のような急坂が選手の前に現れる。ここでは選手の名前を叫んで応援する「宮ノ下スタイル」が特長。午前11時頃から宮ノ下観光協会により温泉シチューパン約1000個が振舞われる予定。
皿のように窪む芦之湯を抜け、駆け下りた先の元箱根からスパート地点。元箱根では甘酒の振る舞いや大型テレビ画面での応援が行われる。ゴール地点でも甘酒が振舞われるほか、「餅の町」として知られる花泉町も餅を振舞う。湯河原町は、観光PRを兼ねて名物の湯河原ミカンと観光パンフレットのセット(4千組)を、冨田町長や町議が配布する予定。町では先月中旬、19の出場校に対し5箱ずつを発送した。
前回の箱根駅伝では1区〜4区まで明治大が首位を守り、注目を集めた。その明大を昨年の箱根路で猛追し、往路優勝を奪ったのが東洋大の柏原(3)。「山の神」と呼ばれた今井正人の記録を約1分も削った男は今年も箱根路出場が濃厚。
今年は早稲田が今年10月の出雲駅伝で独走フィニッシュ、続く11月の全日本をも勝利しメディアの注目を集め、駒大も両大会で3位・2位と結果を出し王座への返り咲きを狙う。
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