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箱根・湯河原・真鶴

「担々焼きそば祭」などを主催する湯河原町商工会青年部の40周年実行委員長

島袋 克也さん

湯河原町在住 30歳
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怖いのは「分かったつもり」

 ○…人気のB級グルメを招致する20日の「担々やきそば祭」は、青年部の40周年事業。これらの実行委員長を任され激務が続く。年末も「冬ほたる」のため、部員たちは連日仕事を終えた後に万葉公園に駆けつけ深夜まで作業に汗を流した。自身にも家業がある。24時間営業のガソリンスタンドで肩書きは専務。「休みらしい休みは?…言えませんねえ」。家で5歳の子が待つお父さんには痛い質問だった。

 ○…近所の友人に誘われ青年部に入ったのが9年前のこと。しばらくして青年部が商工まつりを主催することが決まり、会場に駅前の空き地が選ばれた。準備にこだわる「センパイ」たちは重機を持ち込み土木作業を開始。いつの間にか砂塵の中でユンボを押している自分がいたという。3年前には「冬ほたる」を企画。酷寒の中で準備をしていると、アニキたちがどこからか高所作業車を運んできて「あの巨木はクリスマスツリーにぴったりだ!」。寒く、深夜の作業が続いてもメンバーが集う理由は「この町に賑わいを」という目標を共有する仲間がいるから。青年部は40年の間に米岡前町長・冨田町長の2人や商工業の重鎮たちを輩出し、先輩たちの背中はあまりにも大きい。

 ○…吉浜小、湯河原中を卒業、日大三島高校を経て日大文理学部に進学。小学校の頃から家業を手伝い始めた。接客の基本「あいさつ」を教えてくれた祖父は一代で起業し、湯河原初のガソリンスタンドをオープンさせた人。足が不自由で杖をついていたが、油の入ったドラム缶を自在に操っていたという。尊敬する祖父のルーツに思いを馳せ、学生時代は沖縄の祭祀遺跡「グスク」の研究に没頭した。歴史好きで何かに悩むと古きを尋ねる性分。時折センパイたちの残した記念誌も開いて、学ぶ。座右の銘はソクラテスの「無知の知」。「自分は何も知らない、これが思考の出発点。分かったつもりは失敗を招く」と口元を引き締めた。
 

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