国府津駅で完了 2市7町全駅バリアフリー化
JR国府津駅(三ツ石孝徳駅長)で3月1日、同駅ホーム中央にある跨線橋と各ホームとを繋ぐ3台のエレベーターが完成、稼動を始めた。エレベーターは跨線橋の片側の階段を撤去し、3つあるホームそれぞれに設置されている。
同駅ではエレベーターの他に1番線ホームのスロープを緩やかにし、柱を移動して車椅子でも余裕を持って通れる広さを確保した。また、跨線橋の電灯と看板をより明るいものに交換し、2番線では御殿場線との乗り換えで混み合うため、手すりを設置して人の流れを制御している。
「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律(バリアフリー新法)」に基づくバリアフリー化で、国府津駅の完了により1日の平均利用客が5千人以上の2市7町内の駅は他の私鉄も含め全てバリアフリー化されたことになる。
1日は午前10時からの最終安全点検後にエレベーターを稼動。三ツ石駅長は「地域住民など、皆さんの協力を得てやっと完成した。より良く、便利でなおやさしいサービスを提供していきたい」とコメントした。