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湯河原中「卒業特別講演」に立った起業家 山田 貴子さん 湯河原町在住 25歳

公開:2011年3月11日

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可能性は、見逃さない

 ○…フィリピンの若者に英会話講師の仕事を通じて自立と夢の実現を図ってもらおう、現地と日本をネットでつないで―。慶大大学院に通いながら実現させた全く新しい形の起業について、振り返るように母校の後輩たちに語りかけた。起業のきっかけは大学生時代にフィリピンで出会った子どもたち。食べるために働く彼らのために、自分に何ができるだろう。受身の援助ではダメ、一緒にお金を生み出す仕組みでなければ…。ふと見渡すと外国企業がコールセンターを次々に開設していることに気付く。フィリピンの公用語は英語で、流暢な人も多い。これは彼らが自立するための資源ではないか。2年前に身内から資本金300万円を借り、現地人の仲間と会社を設立した。

 ○…湯河原小、中を経て湘南高校に進学した。幼少の頃から勉強を見守った祖父は、亡くなる寸前まで「勉強しなさい」が口癖だったという。下校後もドリル数枚をこなすまで外出させないスパルタぶりで、応えるように勉強に励んだ。そんなある日、中学の先生が映画「ペイ・フォワード」を見せてくれた。主人公の少年は、アイデアを思いつく。1人が3人に親切をし、その3人はそれぞれ別の3人へ…。「世界を変える方法を考えよう」という台詞は胸に残り約10年後にフィリピンの地で”発芽”。「先生方に恵まれ、種をまいてもらい育てられた。いつかはそれを郷土に還元したい」。

 ○…差し出す名刺には「CEO」の3文字。自ら営業に奔走し、2ヵ国を行き来しながら40人のスタッフをまとめる。英会話事業は地元湯河原町でも適応指導教室などで導入されるまでになった。経営者としての悩みや壁もあるはずだが、あまり語ろうとしない。「よく取材で聞かれるんですが、スミマセン。超ポジティブなんで」。逆境があった方がのりこえる達成感を味わえて楽しいのだと。自ら太鼓判を押すようにニッと歯を見せた。
 

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