冨田町長・青木町長など4首長 副知事囲み緊急要望渡す 2番茶出荷に向けた対応など
湯河原・小田原・南足柄・真鶴の4首長が23日に県庁を訪れ、黒川副知事に放射性物質による農産物への被害に関する要望を提出した。今月11、13日に4市町で栽培する茶から暫定規制値以上の放射能が検出され、農家は出荷自粛を求められている状態が続く。
要望書の内容は「風評被害の拡大を防ぐため、他の農産物や土壌の放射能濃度を測る、刈り取った茶葉の処分方針を示す、2番茶出荷に向けた対応、生産者への迅速な補償を国や東電に強く求める」など。 黒川副知事は「一部の野菜などについては既に放射能濃度の検査を実施したが、今後は出荷前の早い段階で検査したい」と述べたほか、放射能が検出された茶葉の処分法について「国へ早期回答を求める」とし、無利子融資や早期補償について「協議や要望を進める」と答えた。