1千万円分の「呼び水」注入 町交付金で1万枚発行、雑誌など通じプレゼント
箱根町が震災の影響で低迷する町経済を刺激すべく「箱根元気クーポン」を発行することになった。町役場や観光協会などが結集した「箱根温泉AIDプロジェクト」のひとつで、クーポン券はネットや雑誌で希望者を募り、抽選して発送する仕組み。交付金1千万円で額面1000円券を1万枚発行、クーポン本体やシールなどの印刷、発送、ホームページの作成費用として400万円の委託料も計上されている。取扱店は旅館やレストラン、土産物店、美術館など数百に及ぶ見込み。使用期間は7月16日(土)から10月31日(月)まで。第1回抽選分(150万円分)はネット上で7月10日まで受付中、第2回の募集は7月11日から8月19日(金)。応募サイトやクーポン券に関する問い合わせはAID事務局【電話】0460(85)7410まで。
〜クールに誘客〜町あげて「打ち水」
AIDに加わる温泉旅館協同組合では避暑と節電をテーマにしたプランを販売する予定で、箱根の涼しさを強みに人を呼び込む構えだ。町も一層涼しい箱根で観光客を迎えようと町内一斉の打ち水を計画している。7月16日から8月末までの期間、住民・事業所を問わず9時と17時に一斉に水を放つというもの。役場では「自宅の桶などで参加してほしい」と話している。
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