香ばしい「こがし祭り」 天狗が無病息災祈り麦こがし撒く
熱海市が一年で最も熱くなる「こがし祭り」山車コンクールが15・16日に月夜の中で開催された。会場には赤装束の天狗が登場、大声を上げながら麦こがし(オオムギを炒って挽いた粉)を天にまき、一帯は香ばしい香りに包まれた。
麦こがしは神への供え物で、触れると無病息災で過ごせると言われている。天狗の前には頭につけてもらおうという親子連れが詰め掛けていた。国道135号線には電球や提灯で飾られた山車が集結、「つながろう日本」などのメッセージを掲げ、お囃子の音色を響かせながら行き来した。