「早期発見可能、口腔がん」 歯科医師会・日比野副会長インタビュー
今秋、小田原歯科医師会が県西初の口腔がん検診を行うのを受け、口腔がんについて、同会の日比野修副会長(日比野歯科医院長)に話を聞いた。
-口腔がんとは?
舌や歯肉、顎、口唇に出来るがん。男性に多く、入れ歯や詰め物が合わず、刺激を受け続けたり、喫煙・飲酒、刺激の強い物などが好きな人がなりやすい。
がんの中では2%と少ないが、近年増加中。放置し、見つかった時は進行しているケースが多く、一命を取り留め、切除できても顔が変形したり、食事や会話が困難になったりする。
-どんな症状が?
出血、しこり、腫れなどの他、口内炎や舌炎が2週間以上治らない、食べ物が飲み込み難い、抜歯後中々治らない、慢性的な喉の痛みなども。気になる人は、かかりつけの歯科医院へ。
-早期発見は困難?
内臓などと違い、口の中は容易に見ることが出来るので、定期的に歯科医にかかる習慣があれば、早期発見が可能。早期発見であれば9割が助かる。