気仙沼のすべての子に 湯河原の力石晃英さんが6千本手作り
湯河原町土肥の桶職人・力石晃英さん(73)が宮城県気仙沼市の子ども達に贈るため約6千本の竹トンボを作った。力石さんは近所の子ども達から「オケさん」と呼ばれる竹トンボ作りの名人。5月に石巻市内の小学校に千本の竹トンボをプレゼントしたところ、現地の児童からの礼状を受け取り「ムダではなかった」と確信。続けて気仙沼市の全保・幼・小学校分に相当する6千本を目指した。自費で買った竹を10㌢ほどに切り揃え羽を作り、穴を開けて串を刺す。6月からこの作業を始め、時には丸一日かけることもあったという。「家を流され遊ぶモノもなくなった子がいる。竹細工というアナログの温かみを伝えたい」。力石さんは12日に仲間4人と出発、袋一杯の竹トンボを無事被災地に運び込んだ。
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