千歳川をシャンシャンと 湯河原きもの華クラブ「花嫁行列」再現
提灯に長持、鈴を鳴らして歩く馬には艶やかな装束の花嫁―。湯河原町で6日、昔ながらの花嫁行列が再現され、大正〜昭和期のアンティーク着物に身を包んだ約30人が五所神社から福泉寺までの約1キロを練り歩いた。この行列は着物愛好団体「湯河原きもの華クラブ」の代表・堀カメヨさん(同町在住)が発案したもの。1年前からポスター撮影や馬の訓練などの準備が行われていたが、7月に堀さん自身が脳梗塞で入院。実施が危ぶまれたものの、企画を田口竜三さん(ほっと湯河原実行委員会)が引き継ぎ、町内のNPO法人湯河原げんき隊や町商工会青年部、湯河原ベース(乗馬クラブ)などが支える形で実現にこぎつけた。「何でもやればできると思っていたが、それだけではできない企画だった。助けられた」と堀さん。この日は観光客や地域住民がつめかけ、曇りに映えた極彩色にカメラを向けていた。
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