下郡3町は昨年比19人減 新成人は467人
箱根・湯河原・真鶴の3町で成人式が開かれた。今年の新成人の数は昨年に比べ19人少ない467人だった。
箱根町では9日、箱根ホテル小涌園で「自由と自律」をテーマに開催。新成人代表の川端永介さんは心がけたい事として「自分のミスを周囲のせいにしたり、正当化したりしない。それでは自分は何も変わらない。芯を持ちたい」と決意を述べた。懇親会場では宮ノ下出身のメンバーを含む「ファンタ・グループ」が新成人へのエールを歌声にしていた。
真鶴町では町民センターを会場に開催。恒例の模擬投票が行われ、到着した新成人たちは投票用紙を折りながら選挙権を噛み締めている様子だった。式典で青木健町長は「助けられるより助ける人になってほしい。恋をいっぱいして。人の痛みや優しさが分かるから」と語りかけていた。
湯河原町は観光会館が大勢の振袖姿で賑わった。新成人代表は大学で観光関連の勉強を続けているという
加藤弘樹さん。「これまでの20年間は周囲の支えによるもの」と感謝を述べ「昨年の震災を決して忘れることなく、学んだ事を今後に生かそう」と語った。懇親会の席は中学校時代の先生も加わり、抽選ゲームなどで賑わいを見せた。