富士屋ホテル 長野さん世界大会で「激闘」 全日本司厨士協会総本部会長賞に
北海道旭川市で先月12日まで開催された氷彫刻世界大会で、長野通教(宮ノ下富士屋ホテル)・湯山明祥(ディズニーアンバサダーホテル)ペアの作品が全国司厨士協会総本部会長賞に選ばれた。長野さん(40歳)は氷彫刻歴17年のベテランで、大会への出場は15回目。今回はこれまで彫ったことのなかった龍と虎との闘いを構図化した。自宅では発砲スチロールを削って練習し、本番では重さ135キロの氷を18本組み合わせた氷塊にチェーンソーとノミで立ち向かった。龍のウロコも一枚ずつ彫り、完成したのは約40時間後。会場には海外の作家を含め53作品が登場し、昼間の陽が表面をうっすらと溶かして各作品をガラス細工のように透き通らせた。「氷彫刻は数日でこの世から消えてしまう。そんなはかない運命の中でも人々の心に残り感動を与えてくれる。製作に携われて嬉しい」と長野さん。今後は高さ3mの熊の像に挑戦するという。
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