県発表の「津波浸水予測図」 説明会に370人
湯河原町で先月27・28日に、県の流域海岸企画課による津波浸水予測図の説明会が行われた。会場となった町民体育館には2日間で延べ370人が来場した。
県は東日本大震災後、歴史的に記録が残る過去の津波も含めた浸水シミュレーションをインターネット上などで公表している。会場ではスクリーンに予測図を映しながら、県担当課が津波の伝わり方などについて解説。海岸近くの湯河原中学校については「わざわざ135号線に避難するよりも屋上に避難することが重要」と解説。参加者からは「昔関東大震災を体験した人の声も反映すべき」「液状化ハザードマップも作ってほしい」などの声が寄せられた。県は今年度、堆積物のボーリング調査も実施する予定で、新たな調査結果も浸水予測に反映させるという。