県西部のカモ類 4年で半減理由は謎
県が1月8、10日に芦ノ湖や丹沢湖など71カ所を調査し、カモ類の数が昨年より777羽少ない1403羽だった事を発表した。カモ類はシベリアやアラスカなどから飛んでくる冬鳥で、環境省の依頼で44年前から調査している。今回観察できたのは昨年より4種少ない10種。数は芦ノ湖では県職員や鳥獣保護員がボートに乗り、双眼鏡などでカウントした。今年は芦ノ湖で70羽増え、小田原市内や酒匂川、丹沢湖では100〜200羽ほど減った。4千羽を記録した2008年度に比べ、昨年は2千、今年は半分以下の1400と減少傾向が続く。同課では「河川工事の影響なのか餌や気温の影響か、飛来が遅れているのか、原因が特定できない」としている。