梅原雄蔵さん１００鉢のヒマワリ配る 湯河原で花開け 石巻の"太陽"
箱根・湯河原・真鶴版
公開：2013年5月24日
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苗と石巻市内の写真を手に＝15日・熱海市泉地区の畑で
被災地・宮城県石巻市のヒマワリが今年の夏、湯河原町の各地で大輪を咲かせそうだ。19日に１００鉢を自宅で無料配布したのは、湯河原町土肥に住む梅原雄蔵さん（65）。梅原さんは２年前の震災の１か月後から自家用車で石巻市や南三陸町などにボランティアとして入り、住宅のドロ除去に携わった。現在も毎月のように深夜バスで現地に通い、草を刈って隠れたがれきを撤去している。
ヒマワリに出会ったのは昨年秋、梅原さんが同市大街道地区を訪れた時の事だった。背丈ほどの津波が押し寄せた空き地にボランティアの誰かが植えて育ったらしく、花はタネの塊になって立っていた。梅原さんは２輪分を譲り受け、湯河原の自宅で花を咲かせるつもりだったが「太陽みたいに明るい」とポットで発芽させて配る事に決めた。１００本の苗に込めたのは「被災地を忘れないで」という思い。この日配布場所の自宅には親子連れなどが続々と訪れ、梅原さんが撮りためた被災地の写真に見入っていた。
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