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遠くの高校に通い、特訓の日々 地元球児、完全燃焼

公開:2013年7月19日

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強い変化球を投げ続けた北村君=12日、平塚球場
強い変化球を投げ続けた北村君=12日、平塚球場

湯中出身の足高主将、貫禄の先制点

 夏の高校野球が開幕戦を迎え、地元下郡の球児たちが活躍している。

 箱根中出身の細川洵君(吉田島総合)や真鶴中出身の松塚礼君(山北)、真鶴中出身の青木茉実さん(小田原※記録)ら地元の高校3年生が参加した。中でも北村龍一君(湯河原町鍛冶屋)が投手を務める旭丘高校は12日、平塚球場で追浜高校(横須賀市)と対戦。北村君は独特なフォームから繰り出す変化球で炎天下を投げ続けたが、味方が得点できないまま3回に3点、6回に3点を取られた。7回のコールド直前、ベンチからは繰り返し「あきらめねーぞ」「こんな所で終われねーんだ」と絶叫が響いた。湯河原中学1年生の頃、友達が野球をやっているのを見て始め、高校では電車通学しながら夜遅くまで自主練を重ねた。試合後「みんなとできて良かった。もっとやっていたかった。せめて一点が取りたかった」。言葉をしぼり出し、目を赤くした。

 同じ3年生で「主将」として足柄高校を引っ張ったのが青木海斗君(同町土肥)。小田原高校との試合(12日)では0対0で迎えた6回、自ら先制点を奪取してスタンドを沸かせたが、小田原高に8回までに4点を追加され、2対4で負けた。

 湯河原小学3年生から野球を始め湯中、そして足柄高校(南足柄市)へ。電車を乗り継ぐ長距離通学という事もあり、2年生までは練習をさぼる事もあったという。しかし先輩たちはキャプテンに青木君を指名した。森崎正敏監督は「昔は足を引っ張る事もあったが、青木は人が変わったんです。他人の言葉に耳を傾ける、大人になった。最初からキャプテンになる人間なんていないんですよ」と語った。
 

チームを引っ張った青木君=12日・小田原球場
チームを引っ張った青木君=12日・小田原球場

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