首都大学東京の学生チーム カメラアングル集め 真鶴研究
真鶴の一大イベント「貴船まつり」。あでやかな小早船を追ってカメラを向ける大勢の観光客。彼らの動きを必死に記録する学生がいたのをご存知だろうか。 ビラを配っては呼びかける。「うまく撮れた写真の提供にご協力を」―。彼らは首都大学東京(=※注1)ツーリズムコースの学生たち。調査の中心になっている山本大地さん(4年)は、普段は観光やまちづくりについて研究している学生だ。 山本さんは真鶴町が『美の基準』を制定して独自の景観づくりを続けている点に注目。貴船まつり風景が観光客のカメラによってどのように切り取られているかを調べようと思いついた。「海上渡御や町内の巡行といった昔から受け継がれてきた道のりには、住民や観光客が大切にしている風景があり、その視点が蓄積しているはず」と山本さん。昨年も情報収集のために貴船まつりを訪れ、今年は9人のチームを組んで調査に臨んだ。1泊2日で調査に駆け回り、月曜日までに写真は10枚ほど寄せられた。「町の人は祭りに対する誇り、愛が強いと思う。真鶴町の観光振興や景観まちづくりに役立つ研究にしたい」。山本さんは現在も貴船まつり海上渡御の写真提供を呼びかけている。(送り先はkihune.0727@gmail.comへ最大5枚、25MBまで)。※首都大学東京=05年に都立大学などを統合した東京都の公立大。
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