波が静まる時が勝負 S-1グランプリ白熱
箱根の夏の新名物「S-1グランプリ」が8月24日に開かれた。小田原箱根商工会議所箱根青年部(桜井昭弘会長)が2010年に地域振興の一環として企画したイベントでコースは箱根園の岸壁をスタートして沖で折り返す約250mのタイムトライアル。首都圏や遠くは岡山県から駆け付けた親子連れなど47組が健脚を競った。優勝賞品がプリンスホテルの宿泊券だったこともあり、波が静まるのを待つ選手や「ピンク色の船を使わせて」と勝負にこだわる人も。全力を出し切った選手たちはよろよろと降り「これはやばい」「脚がパンパン」と息を切らせていた。一般の部は2分47秒16を叩きだした鶴井勇介さん(小田原市)と池田大樹さん(同)が優勝。家族の部は新津憲一さん(横浜市)と新津里帆さん(同)が3分5秒63で優勝した。