星の王子さまミュージアムポーラ美術館でも プロジェクションマッピング
東京駅の演出で話題になった
箱根の美術館が、光を使った演出を取り入れたイベントを繰り広げている。
星の王子さまミュージアム(仙石原)では毎晩5時になると、館内の「サン=モーリス・ド・レマンス城」がカラフルに変身し始める。窓枠や壁の凹凸から王子さまが顔を出すなど、まるで建物が動いているようだ。光で着色するようにも見えるこの技法は「プロジェクションマッピング」と呼ばれており東京駅舎のリニューアルオープンで赤レンガの建物を様々に変身させて話題を呼んだ。同ミュージアムでは2年前から期間限定で5分間の作品を投影し始め、今年は人気に応えて8分間にバージョンアップ。同ミュージアムによると「以前は単に『ライトアップ』と呼ばれていたが『プロジェクションマッピングやってますか』という問合せが増えた」という。
ポーラ美術館(仙石原)では6日夜、館内の音楽イベントにプロジェクションマッピングを活用。ジャズの旋律に合わせて夕暮れ後の館内をカラフルに染め上げた。光のモチーフはモネの「睡蓮」。同館によると「会場はガラスが乳白色で床が大理石ということもあり、光が映えた」。この日は180人の来館者が幻想的な空間を満喫した。