元箱根 「神社参道」へ流れ変えたい 観光協会の若手が集まり、街おこし
元箱根観光協会の若手メンバーが「神社参道」を盛り上げようと、マップ作りや携帯カイロ企画など、あの手この手でPRに取り組んでいる。メンバーの顔ぶれは飲食店の経営者や、旅館や建設会社の職員などジャンルは様々。昼間の仕事を終えた後、集会所で会議を重ねている。
「参道」とは成川美術館前の第一鳥居と、湖畔荘前の第二鳥居をくぐって境内に向かう通りのこと。観光客の流れを、湖畔散策だけでなく土産店や飲食店の並ぶ参道に導くのが目標だ。まずは商店街活性化助成金を活用し、年明けに2万枚の「マップ」を作った。参道に沿って龍がうねる古風なイラストをあしらったもので、大勢の人が参拝に訪れる九頭龍神社本宮月次祭(13日)に合わせて配った。この日限定で各商店ごとの限定特典をプラスしたところ、観光客がマップを手に店を訪ねるようになったという。
エコカイロ2000個配る
「参道」を定着させ、継続的な賑わいにつなげようと、2月13日には特注の「エコカイロ」2千個を、月次(つきなみ)祭の参拝者に配る予定。電子レンジで温めて何度も使えるカイロで、一つひとつに再訪の願いが込められている。