入湯税課税者数(昨年1〜11月) 箱根は約4万人増熱海は約17万人増
観光客数のバロメーターの一つでもある、日帰り・宿泊入湯税課税者数のうち、昨年1月〜11月分の概要(2月上旬時点の聞き取り)が分かった。
箱根町は昨年よりも約4・4万人増の約513万人。宿泊の入湯税課税者数はゴールデンウィークで約3万人減、10月の紅葉シーズンは約2万人減らし昨年実績をやや下回った。日帰り入湯税は、昨年春に湯本の大型の日帰り温泉施設がオープンしたこともあり、夏にかけておおむね昨年実績を超え全体でプラスした。
熱海市では17万人増の241万人で、市税収入同様、くっきりと増加傾向を見せた。昨年は寒さで梅と桜の開花が遅れたものの、3月・4月の宿泊入湯税数は毎月2〜3万人規模で昨年を上回り、紅葉期も2万人規模で上乗せした。
湯河原町の課税数は約3万人が減り54万人。町税務課では「宿泊施設の廃業などが原因かもしれない」とみている。海水浴シーズンは熱海泊まりの観光客が真鶴の岩海岸や湯河原の吉浜を訪れる事も多く、宿泊や入湯以外の観光客は増えている可能性がある。