ミュージアムとマスコット誕生 世界ジオに向け足場固め
大涌谷で14日、ジオパークのマスコット「はこジ郎」がデビューし「箱根ジオミュージアム」がオープンした。箱根ジオパークは2年後に日本ジオパークの再認定を控えている。その後の世界ジオパーク認定も視野に、新たな啓発の布石が打たれた。
マスコットは神戸市のイラストレーター・有村綾さんの作品で、命名は380の案から樋口愛子さん(小田原市立大窪小2年)の「はこジ郎」に決まった。大涌谷のくろたまご館1階のミュージアムは、20年ほど前まであった自然科学館の後継施設として、町が総工費1億円で整備した。館長は元観光課長の長田茂氏。
館内は無料展示ゾーンと有料ゾーンの2つがあり、メインの「大涌谷GEOホール」では火山の成り立ちなどを上映する大画面が出迎える。また旧自然科学館の展示品や町が保管していた標本、温泉供給のために働く人達の道具を展示。地すべりを体験した町内在住者からのインタビュー映像も盛り込んだ。大人300円で子ども200円、土日祝日は子ども無料。
箱根ジオパークではガイド養成や大型案内板設置などの啓発事業を進めており「地元の協力を得ながらジオパークとして足場を固めている時」(同館)。このミュージアムでも展示品を活用した実演など、ワークショップを計画している。
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